JUN HANABI

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【海岸3丁目に住む】港区海岸3丁目。町域の大部分を倉庫・企業の事業所・工場などが占めており住宅は少ないが、ゆりかもめが開通して以来、竹芝駅周辺を中心にホテルや商業施設が立ち並ぶようになった。その場所に建っているのが、JUN HANABIという物件である。やはり周りはすこし侘しい。

【JUNってあのJUNなの】JUN HANABIの名称はインパクトがある。HANABIという名称は実際に花火を見ることができる場所に建っているのでつけられた。それではJUNとは何であるのか。有名なのがファッションデザインメーカーのジュングループである。その根拠はいまだに謎である。

【エントランスにコンシェルジェは必要か】この物件の管理体制は巡回である。最近のマンションのほとんどは、常駐ではなく巡回となっている。なぜならば、建物のセキュリティも高まっていて、常駐する必要がなくなっているからだ。でも、コンシェルジェがいるマンションに憧れる自分がいるのであった。

【最短距離でお部屋へ】デザイナーズマンションに限らず近年のマンションは共用部分、特にエントランスホールをいろいろと飾り立てて充実を図っている。はじめて見たときは感動するが、住み始めるとその感動も薄れていく。長く住み続けていく上で重要なのはシンプルに最短距離でお部屋に行けることだ。

【オシャレは足元から】玄関ドアを開けると靴脱ぎのスペースは石タイルとなっている。部屋のワックスをかけられたフローリングと荒々しい石のタイルのコントラストがバランスがとてもよい。靴脱ぎ場にあるシューズクローゼットの下にフットライトが設置してあるので出掛ける前に足元のチェックできる。

【廊下の折戸に違和感ナシ(その1)】折戸といえば、クローゼットに使われる建具の開き方である。建具には大きく分けて3つの開き方がある。開き戸はトイレなどによく用いられ、気密性が高いが大きな円を描くのがデメリット。引き戸は日本家屋に多いが、全部を開けることができないのがデメリットだ。

【廊下の折戸に違和感ナシ(その2)】その点で折戸は、開き戸のように大きな円を描くことなく、さらに引き戸とは違い大きく開けることが出来る。しかし、折戸は開けたときに扉が二つ折りになるので、厚みが若干気になる。でも、この部屋のように廊下の幅がしっかりあれば、廊下の折戸は気にならない。

【3つのクローゼットのある部屋】結婚式でよく3つの袋が重要だというお決まりスピーチがある。貯金袋、胃袋、オチとしてお袋。最近は聞かなくなった定番スピーチだが、たぶん橋田壽賀子的には名スピーチである。この部屋にも3つの袋ならぬ3つのクローゼットがある。はっきり言って箪笥はいらない。

【キッチンは一見にしかず(その1)】間取図だけみると分からないことが多い。部屋の大きさや収納の位置などは間取図で想像できる。しかし、キッチンだけではそうはいかない。実際にその場に立ってみて、雰囲気を味わう必要がある。行ってみて残念なキッチンもあるが、素晴らしいキッチンもあるのだ。

【キッチンは一見にしかず(その2)】この部屋のキッチンは、まさしく後者の行ってみて素晴らしいキッチンである。間取図だけだとお部屋に対してキッチンが小さく見える。しかし、行ってみるとキッチンのまわりには収納が豊富にある。その収納スペースを確保するためにキッチンは最小限となっている。

【冷蔵庫の大きさに要注意】洗濯機は洗濯パンという洗濯機の下に置く排水用の受け皿の規格があるので、ある程度大きさが限定されている。しかし、冷蔵庫は様々な大きさがある。単身者でも食生活によってファミリー用の冷蔵庫を持っている場合もある。冷蔵庫のスペースは要確認だ。この部屋は問題なし。

【サティスVSネオレスト(その1)】いつの時代にもライバルはいる。戦国時代では武田信玄上杉謙信プロ野球では読売ジャイアンツ阪神タイガース。漫画では矢吹丈力石徹。建築界では丹下健三村野藤吾。凌ぎを削り時代を盛り上げてきた。トイレにサティスとネオレストというライバルがある。

【サティスVSネオレスト(その2)】サティスはINAXの商品で、ネオレストはTOTOの商品である。ともにフォルムが美しく甲乙つけがたい。さらに機能面でもお互い切磋琢磨しているので、これも甲乙つけがたい。これは使う人の好みだ。この部屋はサティスである。実は僕はサティスの方が好きだ。

【ブラックフローリングの魔力】フローリングはナチュラルカラーが人気が高い。一般的によく見かけるのでフローリングといえばナチュラルカラーという固定観念もあるように思う。そこで、ブラックフローリングをみると、そのシックでアダルトな雰囲気に心が奪われる。空間のグレード上げる魔力がある。

【天井はスッキリそれがトレンド】天井にはシーリングライト用のコンセントが天井に設置してあるのが昔は定番でした。サザエさんの家でもちびまる子ちゃんの家でも、そうでした。しかし、2009年、天井にはライティングレールと天井埋め込みのエアコンしかありません。天井はスッキリするのが定番。

【ダウンライトのその先へ】ダウンライトは天井に埋め込んだ照明器具である。暖色系の色合いのライトを使うことが多く、部屋を大人の雰囲気にしてくれる効果がある。この部屋のダウンライトはその先を目指している。されはダウンライトをさらに天井の奥に埋め込みダウンライトの存在を消し去っている。

【JUN HANABIって花火が見えるの?】TOKYO BAYを望む絶好の立地に建っているので、その見晴らしは最高の一言である。眺望がお部屋のお勧めポイントであることは間違いないのでサッシも通常よりもハイサッシとなっている。ここで誰もが憧れる眺望を手中におさめることは夢ではない。

【きっかけは、フジテレビ】毎朝、フジテレビのめざましテレビは欠かさせない。なんといってもフジテレビの看板アナの高島彩と元NHKのエリートアナの大塚範一の絶妙なコンビに、いつも楽しく拝見させて頂いております。最後に言いたいのはJUN HANABIからフジテレビ社屋が見えます。(完)

JUN HANABI
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