プラウドフラット新宿御苑

http://www.kkf.co.jp/g/nomu/proudfla_gyoen/

【THE 国民公園(その1)】プラウドフラット新宿御苑は、その名の通り、新宿御苑の脇に建っている。新宿御苑はもともとは江戸時代に信濃高遠藩内藤家の下屋敷のあった敷地である。1879年に新宿植物御苑が開設され第二次世界大戦後は一般公開され、現在は環境省国民公園として親しまれている。

【THE 国民公園(その2)】国民公園とは、環境省が管理する公園の一つであり、国が設置・管理する公園で、都市公園・自然公園以外のものを指している。旧皇室苑地である皇居外苑新宿御苑京都御苑の3箇所が国民公園となっており、その中でも緑地部分の最大規模を誇るのが、新宿御苑なのである。

【THE 国民公園(その3)】御苑内は約58haに日本庭園、イギリス風景式庭園、フランス式整形庭園を組み合わせており樹木の数は1万本を超える。桜は約 1300本あり、毎年4月上旬に内閣総理大臣主催で「桜を見る会」開催され、政財界や文化・芸能、スポーツ界などの各界の著名人が招待される。

【ガラスの箱のチャレンジ(その1)】プラウドフラット新宿御苑に一番近い駅は、都営大江戸線「国立競技場」駅である。地下の駅改札から地上出口につくと建物が遠くに見える。その特徴的なラウンドフォルムの塔とガラスボックスが見える。ガラスボックスは、太陽の光で七色にひかり輝いているようだ。

【ガラスの箱のチャレンジ(その2)】物体としての力強さを誇示するかのような建築物は、環境破壊、景観破壊の代名詞のように取り上げられることが多い。そのような時代に建物に透明性を求める動きが強まっている。透明であることによって景観に溶け込もうとするが、その方法は賛否両論となっている。

【ガラスの箱のチャレンジ(その3)】住居でガラスの箱という試みはチャレンジである。なぜならば、360度のパノラマビューを独占できるが、逆に360度から自分の部屋を見られてしまうというデメリットもある。それでも新宿御苑を借景できるのであれば、そんなことは些細なことなのかもしれない。

【質素なエントランスは異空間の入り口】ガラス箱とマッシブな塔という個性的であるにもかかわらず、エントランスは意外にも質素である。それは不思議の国のアリスで、アリスが迷い込んでしまう迷宮の入り口のような空間の歪みよって生じた裂け目のようなエントランスである。あなたの物語の始まりだ。


【マサオ・イン・ワンダーランド(その1)】マサオがエントランスに立っていると服を着た白うさぎがすぐ近くを走ってきた。その白うさぎはチョッキの中から懐中時計を出して「たいへんだ!遅刻しちゃう」と言いながら大急ぎだ。マサオは白うさぎを追いかけた。白うさぎは大きなうさぎ穴に飛び込んだ。

【マサオ・イン・ワンダーランド(その2)】マサオも急いで白ウサギを追いかけてその穴に飛び込んだ。長い穴を落ちて行きマサオはどしーんと小枝や枯葉の上に落ちた。マサオは白うさぎを追いかけたが見失ってしまった。歩いていくとテーブルがあり上にはビンが置いてあり「私を飲んで」と書いてある。

【マサオ・イン・ワンダーランド(その3)】それを飲むとマサオの体は小さくなっていった。ケーキを見つけて食べると今度は体が大きくなった。悲しくて泣いていると涙が池になりマサオはまた小さくなりその池の中に落ちてしまった。そしてドードーたちとコーカスレースという競争をすることになった。

【マサオ・イン・ワンダーランド(その4)】そのレースに参加した皆が優勝した。その後も大きくなったり小さくなったりを繰り返した。ブタになってしまうという奇妙な赤ちゃんにも出会った。森を歩いていると口が大きなチェシャ猫がマサオに道案内をしてくれた。そしてマサオはあるお茶会に参加した。

【マサオ・イン・ワンダーランド(その5)】そのお茶会には帽子屋と三月うさぎがいた。それはいつまでも終わらないお茶会であった。マサオは、そのお茶会を後にして歩いて行くことにした。すると鮮やかな花が咲いている綺麗な庭にたどりついた。その庭には、庭師がいて何やらもめているようであった。

【マサオ・イン・ワンダーランド(その6)】庭師は赤のバラを植えるはずが間違えて白のバラを植えてしまったであった。そこで白のバラを庭師たちは赤くペンキで急いで塗っているところだったのである。なぜならば、白いバラが女王に見つかると首をはねられてしまうのである。そこへ女王がやってきた。

【マサオ・イン・ワンダーランド(その7)】女王はマサオを見てクロケーに誘った。マサオはクロケーに参加したが妙なルールでボールはハリネズミ、それを打つ棒はフラミンゴだった。女王は試合中「首をはねておしまい」と何人もの人に言った。マサオは試合を終えて歩いていくと奇妙な動物に出会った。

【マサオ・イン・ワンダーランド(その8)】その動物は頭がブタで体がカメというウミガメモドキとグリフォンであった。マサオとグリフォンは法廷に向かった。そこでは「誰がパイを盗んだか」という裁判が行われていた。ハートの女王が一日がかりでパイを作ったのだが、そのパイが盗まれたのであった。

【マサオ・イン・ワンダーランド(その9)】ハートの女王のパイを盗んだ容疑者として、ジャックが捕らえられていた。あの白うさぎもその法廷の場所にいた。片手にはラッパ、もひとつの手には裁判の巻物をもっていた。マサオは、法廷に入ったときは小さかったのが、どんどんと体が大きくなっていった。

【マサオ・イン・ワンダーランド(その10)】マサオも陪審員の質問に答えたが、女王は怒ってしまい「この子の首をはねておしまい」と言った。トランプの兵隊たちが近づいてくると、マサオは「お前たちはただのトランプだ」と言った。それを聞いたトランプはマサオの方へ舞い上がりヒラヒラと落ちた。

【夢の続き】多くの人々は、デザイナーズ物件に夢を見る。それは決して悪いことではない。しかし、時にはデザイナーズ物件が悪夢となってしまうこともある。どれだけ感性豊かな建物でも、いつかは朽ち果てる。デザイナーズ物件をいつまでも魅力的なものにするには、住む人の想像力が必要である。(完)

http://www.kkf.co.jp/g/nomu/proudfla_gyoen/